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2010/11/02

クラシック音楽は拡がっている

リズム

ジャズ音楽に於けるリズムは、原則として、楽曲の全体を一定の規則正しいリズムで統一することから成立している。この問題は、他の音楽分野と比較 した場合、ジャズ音楽ではアドリブを随所に取り入れることにより、オリジナルのメロディーや、場合によってはコードプログレッションまでがプレイヤーの意 図によって変化を受けることから、全てのパートのプレイヤーが最終的によりどころとしているものが終始一貫した規則正しいリズムだけであるということで理 解されるであろう。
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上記の文章は「ジャズ理論講座1 概論」(デルボ社)の「第5章アレンジ」に記載されている文章です。

Image01

こんな文章を引っ張り出したのは、この前の堀江さんのリサイタルでのカプースチンのコンチェルトを聴いたため。

クラシック奏者の演奏するジャズ風な曲としては、ジャズ界の大御所、フィル・ウッズ作曲によるソナタ、ノートンのマイクロ・ジャズ、イトゥラルデの作曲したものなどが有名なんですが、それらはジャズだと思えるんです。

カプースチンもジャズとクラシックの融合した音楽を作曲する人なのですが、それがジャズかと言うと、先の定義によるとそれはジャズではないことになるんですね。

この前のカプースチンを聴いて、クラシック音楽が他の音楽のエッセンスを貪欲に取り入れて拡がっていくことを実感しました。

その反対にジャズはスタイルが固定されてきたように思います。
スイングから始まり、ビバップ、ハードバップ、クロスオーバー、フュージョンと変遷してきたジャズのスタイルがあったのですが、結局ハードバップ時代のスタイルだけがジャズとして残ったようです。
マイルスやコルトレーンがかつて成し遂げたような音楽スタイルの大きな変革はジャズにおいてはもうないように思う。

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