« ナゴヤサックスフェスタ2008終了 | トップページ | ト音記号? »

2008/04/07

音楽は言葉だ

「音楽は言葉だ」

上記は良く指揮者からも指摘される言葉です。
「しゃべるように」「ささやくように」「朗々と」・・・ひとつの曲の中のいろいろなところでそんな風な指摘があります。

これに倣って音楽ジャンルについて記します。

クラシック音楽を日本語、ジャズを英語と仮定します。
流暢な英語を話すことができるには、英語の世界に浸ることがベストでしょう。
(留学したり、英会話学校に行ったりすることですね)
外国の方が日本語を話すにはやはり日本語の世界に浸ることです。

そういうことが出来ていない場合、「意味は通じるが片言」であって、それは「変な言葉」にしかなりません。

言葉を音楽に置き換えると、片言の言葉は「変な音楽」「違和感のある音楽」です。

クラシック音楽を普段演奏している演奏家がジャズを演奏することはあります。
ジャズを演奏している音楽家がクラシックを演奏することもあります。
そういう時に感じる違和感・・・が上記のようなことで説明できると思います。
ただし、プロの演奏家の場合はどんな音楽ジャンルを演奏する場合であっても、真剣に取り組んでいることから、違和感が少なかったり、違和感があっても好ましい演奏であったりします。

さて、問題はアマチュアです。
いろんな音楽ジャンルを演奏したい・・・という声は良く聞きます。
気持ちはわかります。私もそうです。

しかし、ジャンルが異なれば演奏の方法、発音の方法も異なるのです。
両方のジャンルを適当にやっていると、片言しか喋れなくなると思います。
また、片方のジャンルは真剣だが、他方は「片言でも良い」・・・というのは姿勢としてはよくないと思うのです。

吹奏楽団の演奏会で良くある「1部:クラシックステージ、2部:ポップスステージ」というのは好ましく思えません。
最悪なのは、1部はクラシック音楽のプロが指揮、2部は団内のアマチュア指揮者という場合です。そういう場合、2部の演奏が粗雑な発散音楽で有る場合が多いように思います。
聴衆も(特殊という表現が合っているかもしれない)吹奏楽ファンだけではありません。
一般には、「クラシック音楽が好き」「ジャズが好き」などの分類が先に来るわけで、別のジャンルの音楽が1枚のCDに混在しないのと同様に、同じ日に同じステージで別のジャンルの音楽が演奏されるのは違和感があると思います。
アマチュアの演奏家としては、ジャンルの異なる音楽の演奏はそのジャンルの指導者・指揮者にお願いし、そして練習・研鑽し異なる日の演奏会を設けた方が好ましいと思うのです。

また、バイリンガルな演奏家を目指すのであれば、ジャンルの違う世界にしばらく、少なくとも5年ぐらいは浸ってみたらどうでしょう。

|

« ナゴヤサックスフェスタ2008終了 | トップページ | ト音記号? »

コメント

フェスティバルお疲れ様でした。羨ましいです、ほんとに。

昨日、カルテットで選曲の話し合いをしました。
デザンクロは敬遠され、ピアソラの曲やラグタイムが候補に上がってきました。目眩がします。
デザンクロより後者の方が難しいと思うんですがね
正直、やる気9割減になりました…

投稿: イカサマ | 2008/04/07 14:25

クラシックの演奏家向けのアレンジはまだまだ良いものだと思いますよ。
リード先生のカーテン・アップなどは最後の部分はブルース(ジャズのブルースのコード進行)ですが、
「クラシック奏者向けジャズ風アレンジ」
として。個人的にはそういうのはなるべく演奏したくはないですがね。
しかし、そういう曲の方が確かに難しいですね。
「ディスコキッドは難しい」、のと同じで。

投稿: しんべえ | 2008/04/07 14:48

まったく同感なのであります。
ワタシは常々、クラシック=標準語、ジャズ=関西弁と思っております。
アナウンサーがニュース原稿を読むように関西弁を使っても、全然サマになりません。
ジャズのイディオムを、クラシカルのルールで演奏しても、違和感だけが残ります。
アクセントの位置の違いだと思うのですが、これを習得するは大変です。
ワタシは1年ジャズスクールに通って、毎日アフタービートでスケール練習して、それでも結局身に付きませんでした。
センスがなかったからですけど(汗)

アマチュアだけではないですよ、某トッププロ吹奏楽団の演奏会に行って、クラシックやオリジナルはさすがと思わせる演奏でしたが、ポップスステージでとてつもないソロを吹いて恥ずかしげもなく「イエ~」なんてやってるプレイヤーがいました。
金返せ!って気分でした。
ああいうのを聴いた中高生が、あれがカッコイイと誤解するんでしょうね、きっと。

投稿: トーシロー | 2008/04/10 21:46

>ああいうのを聴いた中高生が

家でも良く話題にはなりますが、中高生は「好きなジャンルが決まっていない」ということもあり、また顧問の先生が持ってきた楽譜をやるだけ、ということもあり仕方ない場合もありますね。
我が家の子供は2人とも、吹奏楽部でやるポップスは「イヤイヤ」やってました。

某トッププロはかなり酷いですね。
N○○シリーズのあの「やる気のない演奏」。
しかし、それでも「かっこいい」ってのは本質が見えていないのです。

>ワタシは1年ジャズスクールに通って、

トーシローさんの場合、クラシック畑が長いので1年じゃ無理ですよ。
私はジャズ畑なのですが、クラシックなサクソフォンの「やっとスタートラインに立った」と思ったところまでに5年ぐらいかかっています。それが今から5年前ですね。

ジャズをもし本気でやるなら(あるいはバイリンガルを目指すなら)、コンボ(クインテットなど)でやってみてください。
ずいぶん勉強になります。
ビッグバンドでは楽譜があるのでダメです。
自分の責任で、書き譜じゃなくて、ブルースのソロを2コーラス。そこがスタート地点です。

私の知人のラッパ吹きでライブハウスに時々出てるアマチュアがいるんですが、彼は、「歌えれば吹ける」と言い切ります。
フレディ・ハバードなどを耳コピーし、「アドリブの引き出し」は豊富に持っています。
しかし、音楽理論はまったくというほどないそうです。
そういう人種もいるんだなあ・・・と感心します。そういうところで私はジャズを諦めたわけでもありますが・・・。

投稿: しんべえ | 2008/04/11 00:18

山形なんですね。
今日は私の知人のラッパ吹きが(上記のコメントとは別人ですが)山形へ出張しています。

投稿: しんべえ | 2008/04/11 00:23

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ナゴヤサックスフェスタ2008終了 | トップページ | ト音記号? »